こんな課題はありませんか?
クーラント液の濃度を一定に保ちたいが、希釈が手作業で誤差があるため濃度が安定しない。
液量の確認から補充まで時間がかかるうえに、運搬やタンクへの補充作業の負荷が大きい。
クーラント液劣化の判断基準がないため、更油時期を決めにくい。
クーラントコントローラの特長
クーラントコントローラなら工作機械1台ごとの濃度管理が可能に。
濃度管理
指定したタイミングで工作機械のクーラント濃度を自動測定し、タンク内の濃度を指定した最適な濃度に補正します。
濃度管理を自動で行うことで品質の向上が見込めます。
液量管理
稼働中の工作機械のクーラント液量を常時測定し、クーラント液の消費を検出すると補給を行い、最適な液量を維持します。
液量管理を自動で行うことで生産効率の向上が見込めます。
pH監視(オプション追加機能)
pHを監視してクーラント液の劣化や更油の時期を判断できます。
濃度の測定結果と合わせてクーラント液の状態を正確に把握できます。
クーラントコントローラQ&A
Q | 複数の工作機械の濃度管理はできますか? |
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A | 工作機械1台ごとにクーラントコントローラを設置する必要があります。 |
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Q | 濃度の測定に誤差はありませんか? |
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A | 使用中のクーラント液は異物と油分を除去して濃度測定するので、補正新液の生成濃度は正確です。 ※新液のクーラント液は生成指示濃度に対し±1%以内で正確です。 |
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Q | 導入するとどんな効果がありますか? |
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A | 品質の向上、生産効率の向上、作業環境の改善の効果が実現します。 |
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仕様
型式 | FCM10 |
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外径寸法 | W600×D500×H1631(シグナルタワーを含まず) |
製品重量 | 約200kg |
塗装色 | マンセル 2.5Y9/1 |
電源 | 三相200V 20A |
混合槽容量/材質 | 10L/鉄 |
希釈濃度 | 0.5~10% |
混合方式 | 原液と水を精密計量後、水に滴下 |
希釈液供給能力 | 10L/4min(サイクル) |
原液吸入方法 | ペール缶または一斗缶からポンプ吸引 |
液面管理 | パルス式センサまたはフロートセンサ |
pH監視 | オプションで機能追加が可能 |
移送ポンプ制御 | 液面センサ制御 |
移送ポンプ | エア駆動 ダイヤフラムポンプ |
運転制御 | タッチパネル一括モニタ・操作 |
設置場所 | 屋内 周囲温度0~40°、相対湿度85%以下 |
フロー図
クーラントコントローラ使用イメージ
メイン画面
- 設定濃度をタッチパネルに入力すれば、自動で水と原液の計量を行います。
- クーラント液の補充はタンク内が補給レベルに下がった場合のほか、マシン側の濃度が変動した場合でも、クーラント液を補充しながら濃度補正していきます。
濃度測定画面
- 設定画面で選択した時間に濃度測定を行い、濃度を表示します。
- 測定濃度は時系列で表示します。
- 測定濃度はLANケーブル接続によるPCでの管理も可能です。